「Windows 10のサポートが終了するらしいけど、何をすればいいの?」
こんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
弊社メディアラボが提供する「IT顧問」というサービスをご利用のお客様からも同様のご質問をいただいたので、リスクや対策を1本のYouTube動画にまとめました。
今回は、このYouTube動画をお役立ち記事としてお届けします。Windows 10のサポート終了の対応にお悩みの方は、ぜひ対策の検討にお役立てください。
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Windows 10は2025年10月14日にサポート終了
Windows 10のサポート終了が、2025年10月14日(米国時間)に迫っています。
Windows 10は、Microsoft社が提供するPCおよびタブレット向けのオペレーティングシステム(OS)です。Windows 8.1の後継OSとして、2015年のリリースから10年が経ちますが、現在も世界中で多くの企業や個人に広く利用されています。
リリース当時、Windows 10は「Windowsの最後のバージョン」であると発表されたため、「Windows 10はずっと使い続けられるのでは?」と思っている方も多いかもしれません。しかし、この発言はその後撤回され、2021年には後継OSのWindows 11がリリースされています。
現在Windows 10を使っている方は、2025年10月14日のサポート終了後もパソコンを安全に使い続けるために、事前に対策を検討しておく必要があります。
Windows 10のサポート終了後のリスク
Windows 10のサポートが終了すると、パソコンはどのようなリスクにさらされるのでしょうか。
代表的な2つのリスクを紹介します。
セキュリティリスクが高くなる
1つ目は、セキュリティリスクが高くなることです。
Windows 10のサポートが終了すると、Microsoftからのセキュリティ更新プログラムが提供されなくなります。これは、OSに新たな脆弱性が見つかっても、修正プログラムが提供されないことを意味します。つまり、サイバー攻撃者にとって、Windows 10は格好の標的となるわけです。
特に、中小企業はサイバー攻撃の踏み台にされやすい傾向があります。なぜなら、大企業に比べてセキュリティ対策が手薄だと考えられているからです。もし、Windows 10の脆弱性を突かれた場合、マルウェア感染や情報漏えいなどの被害に遭う可能性が高まります。
ブラウザがバージョンアップされなくなる
2つ目は、ブラウザがバージョンアップされなくなることです。
Windows 10のサポート終了後、Microsoft EdgeやGoogle Chromeなど多くのブラウザは、Windows 10向けのサポートを段階的に終了していくと考えられます。これにより、新しいWeb技術への対応が遅れ、いずれ最新のWebアプリケーションやクラウドサービスを利用できなくなっていく可能性が高いでしょう。
また、最新の脆弱性に対応できなくなるため、古いバージョンのブラウザを使ったインターネット接続はセキュリティリスクも高まります。単に業務効率が低下するだけでなく、業務に使用するWeb環境全体の安全性が低下するリスクをはらんだ問題です。
Windows 10のサポート終了までにやっておくこと
ここまで見てきたように、Windows 10をサポート終了後も使い続けることには、セキュリティ上のリスクがあります。
現在Windows 10を利用している方が、サポート終了までにやっておくべきことを解説します。
現在使っているパソコンのバージョン確認
まずは、現在利用しているWindows 10のバージョンを確認しましょう。
Windows 10には複数のバージョンが存在し、バージョンによってはすでにサポートが終了しているものもあります。
バージョンの確認方法は簡単です。
左下の検索ボックスに「winver」と入力して、表示された「winver」をクリックします。
Windows 10のバージョンが表示されます。
Windows 10の最新かつ最終のバージョンは、「22H2」です。「21H2」などの古いバージョンは、すでにサポートが終了しています。現在もセキュリティのリスクにさらされている状態にあるため、早急に「22H2」へのバージョンアップ、またはWindows 11へのアップブレードなどの対策が必要です。
サポート終了後の選択肢の検討
Windows 10のサポート終了後の選択肢は、大きく以下の3つです。
- Windows 10の延長サポートを受ける
- Windows 11にアップグレードする
- パソコンを新しく買い替える
それぞれの選択肢を解説します。
Windows 10の延長サポートを受ける
サポート終了後もWindows 10を使い続けたい場合は、Microsoftが提供する「拡張セキュリティ更新プログラム(Extended Security Updates :ESU)」の利用を検討しましょう。
ESUは、サポート終了後も一定期間、セキュリティ更新プログラムを受け取れる有償のサービスです。料金は、企業向けが1台あたり年間61ドル、個人向けが1台あたり年間30ドルとされています。法人向けは、その後1年ごとに料金が倍増するとされており、個人向けがどうなるかは2025年2月時点で公表されていません。
ESUはあくまで一時的な対策であり、最終的にはWindows 11への移行が必要です。費用も決して安くないため、どうしてもWindows 10を使い続けなければならない場合の選択肢といえるでしょう。
Windows 11にアップグレードする
Microsoftが推奨する対策が、Windows 11へのアップグレードです。
Windows 10からWindows 11へは、無償でアップグレードできます。アップグレードのためには、パソコンがWindows 11に必要なスペックを満たしていなければなりません。必要な要件はこちらをご覧ください。
パソコンが要件を満たしている場合には、Windows Update画面にWindows 11にアップグレードできる旨のメッセージが表示されます。指示にしたがって操作することで、Windows 11へのアップグレードが可能です。
ただし、パソコンのスペックがWindows 11の求める要件をギリギリ満たすような場合には、アップグレード後に動かなくなったというケースもあります。アップグレードの前には、パソコンのスペックに十分な余裕があるかを確認しておくと良いでしょう。
パソコンを新しく買い替える
最後の選択肢は、パソコンを新しく買い替える方法です。
現在のパソコンのスペックが低くWindows 11にアップグレードできない場合には、ESUで一時的に延命したとしても、いずれ買い替えなくてはなりません。Windows 10のサポート終了を機に、パソコンを新しく購入するのも選択肢の1つです。
最新のパソコンは、Windows 11に対応しているだけでなく、性能も向上しています。Windows 11の最新機能もストレスなく使えて、業務の生産性向上も期待できるでしょう。
まとめ
今回は、Windows 10のサポート終了について、リスクと対策を紹介しました。Windows 10のサポート終了後には、延長サポート、Windows 11へのアップグレード、パソコンの買い替えの3つの選択肢があります。
パソコンのスペックや予算によって取れる選択肢が変わってきますので、サポート終了後にあわてないよう、個人や企業の事情に合わせた対策を事前に検討しておきましょう。
自社だけでは対応が難しいとお悩みなら、ITのプロフェッショナルである弊社が悩みやお困りごとの解決を全力でサポートする「IT顧問」まで、お気軽にご相談ください。
また、YouTube動画もぜひご覧になって、「良かった!」「タメになった!」と思った方は、高評価とチャンネル登録をお願いします。
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